Air environment

ジグソーでは、ご家族が家で一年中快適に過ごせるために、断熱性能で『北海道基準』を標準仕様としました。

空気環境

※Ua値は、外皮平均熱貫流率のこと指し、建物内外の温度差を1℃としたときに、建物内部から
外界に逃げる単位時間当たりの熱量を外皮等面積の合計で割った値です。

一年中快適に過ごせる、冷暖房費が安くなるなど、住まいの断熱が大切な5つの理由をご紹介します。

住まいの気密断熱が大切な理由

空気環境

① 一年中快適に過ごせる

住まいの暖かさ、涼しさを逃がさない

壁、床、天井や窓をしっかりと断熱・気密した高断熱高気密住宅は、冬も夏も少しの冷暖房エネルギーで快適な室温を保ちます。
きちんと断熱気密していない場合、 夏は屋外の強い熱がどんどん家の中に侵入し、冬は室内の熱が屋根や天井、壁、床などから逃げていきます。
その結果、冷暖房費ばかり高く、夏は暑く冬は寒い住まいになってしまいます。

室内の温度差が小さい

冬の暖房時、暖められた空気が部屋上部に逃げ、冷気は部屋下部に溜まって「顔はほてるほど暑いのに足元は冷えたまま」という状況は、低断熱な住まいでありがちなこと。また、断熱していない住まいでは外気の影響を受けやすい外壁近くと部屋の中央でも温度差が広がってしまいます。
一方、しっかりと断熱した住まいでは、暖房で暖めた空気が心地よく対流して、室内の温度が均一になります。

隣の部屋との温度差が小さい

断熱していない住まいでは、冷暖房をつけた部屋とつけていない部屋との温度差が広がり、特に冬場はその差が15℃以上になることも。
それに対して高断熱住宅では、季節を問わず家中どこでも温度差の少ない「温度のバリアフリー」が実現します。

② 冷暖房費が安くなる

月々の冷暖房費がおトクに
月々の冷暖房費がおトクに

年間を通して家庭で消費するエネルギーの用途別の内訳では、冷暖房が約25%を占めています。
特に冬場、毎日室温を10~15℃高めるために使うエネルギー消費量 は相当なもの。しっかり断熱された住宅では冷暖房の使用を減らしつつ快適に暮らすことができ、年間の冷暖房費を半分以下に抑えることが可能です。
どれだけ きちんと断熱したかによりますが、例えば一般的な120㎡前後の木造戸建て住宅の場合、断熱にかかる初期コストは冷暖房費削減によって1.2~3年で回収できます。

冷暖房機器がもっと長持ちに
冷暖房機器がもっと長持ちに

冷暖房の使用時間や使用頻度が減れば、冷暖房費が安くなるのはもちろん、冷暖房機器そのものの寿命を延ばすことにも。
例えばエアコンでは、 室外機のコンプレッサーへの負荷が減り修理や買い替えの頻度が下がります。
また、ストーブや扇風機などその他の機器も使用頻度が下がる、あるいは機器その ものが不要になるなどのメリットがあります。

③ いつもきれいな空気に

汚れた空気を効果的に排出
汚れた空気を効果的に排出

2003年の建築基準法改正で、すべての新築住宅に導入を義務づけられたのが「24時間換気システム」です。
目的は、住まいに微量に存在するホルムアルデヒドなどの有害物質を排出し、いつも新鮮な空気で満たすこと。
正しく断熱し、しっかりと気密性を高めた住まいは換気システムが計画通りに機能するため、空気の入れ替えを効果的に行え、家の中に汚れた空気を残しません。

乾燥によるウイルスのまん延を防ぐ
乾燥によるウイルスのまん延を防ぐ

計画的な換気ができる高断熱高気密住宅では、適切な湿度が保ちやすくなります。
湿度は快適性や健康にとても重要な要素で、冬場でも40%以上を保つのが望ましいとされています。
乾燥が進んで湿度20~30%程度になると、ウイルスが死ににくいので風邪やインフルエンザなどに罹りやすくなってしまいます。

ハウスダストを軽減する
ハウスダストを軽減する

暮らしの営みや人体からの発散により、住まいでは常に多くの水蒸気が発生しています。
高断熱高気密は、24時間常に効果的な換気が行われているため、結露の発生やそれによるカビ・ダニの繁殖を防ぎます。
カビの胞子やダニの糞、死がいはアレルギー症状を起こすハウスダストの主な原因とされています。

④ 家族の健康が守れる

心臓発作や脳卒中のリスクを減らす
心臓発作や脳卒中のリスクを減らす

冬の住まいに潜む大きな危険の代表が、急激な寒さで血管が縮んで心臓発作や脳卒中を引き起こす「ヒートショック」です。
暖かいリビングから寒いトイレに行ったときなどに起きやすく、お年寄りや体調を崩している人の命を脅かしかねません。
しっかり住まいを断熱すれば、そんな危険な温度差も少なくなり安心です。

体の免疫力低下をブロック
体の免疫力低下をブロック

人の体の免疫力が一年で最も低下するのが寒い冬。体温が平熱より1度下がると、免疫力は3割低下するといわれています。
室温が低くても厚着をすればある程度は熱が奪われるのを防げますが、呼吸によって吸い込む冷気は避けられません。
断熱材で家全体を包むことで、室内を暖かく保ち、寒さによる免疫力低下から家族を守ります。

熱中症の危険がない住まい
熱中症の危険がない住まい

夏場に非常に多いのが、自宅で熱中症にかかるケースです。
「エアコン代がもったいない」などの理由で冷房を使わない室内は、屋外以上に暑くなることも。
屋外の熱をシャットアウトし、必要に応じた少しの冷房エネルギーで涼しさを確保できる高断熱高気密住宅は、熱中症のリスクを大きく低減します。

⑤ 家が長持ちする

カビ・シミの原因となる結露を防ぐ
カビ・シミの原因となる結露を防ぐ

温度差が激しい冬の朝などに、室内の壁の表面がじっとりと濡れる結露は住まいの代表的なトラブルです。面倒だからと放っておくと、カビやシ ミなどの原因に。
結露を防ぐために大切なのは、適切な換気で水蒸気を逃がしつつ、家の中に冷えた部分をつくらないこと。
しっかり断熱・気密した住まいでは室内の温度ムラが小さくなり、換気も効果的に行われるため、結露に悩まされることがありません。

構造体を腐らせない
構造体を腐らせない

冬場に室内の水蒸気が壁の内側などに入り込んで発生する結露は、特に「内部結露」と呼ばれます。
目に見えない部分で起きるため気付きにくく、ふき取ることもできません。内部結露は、深刻化すれば土台の構造材まで腐らせかねない怖いもの。
家の外壁に断熱材を入れ、さらにその室内側に防湿気密フィルムを貼ることでこうしたトラブルを回避します。
きちんとした断熱をすることによって外気の冷気が室内に伝わることを遮断し、防湿気密フィルムによって室内の水蒸気が外壁に浸透することを防ぎます。

住宅のリフォーム費用削減
住宅のリフォーム費用削減

しっかりした断熱・気密施工で内部結露(水蒸気が壁などの内側に入り込んで起きる結露)の発生を抑えれば、住まい自体の耐久性を高めることができます。
内部結露により土台などの構造材が腐って大規模なリフォームが必要となり、住宅ローン返済との二重の負担を強いられるといったリスクを避けられます。