まず、規格住宅のデメリットとは、注文住宅と比べると自由度が少ないということです。
注文住宅は一から自由につくっていくので、予算の許される限り要望や希望を取り入れることができます。
その点、規格住宅はあらかじめ間取りや使うものが決まっているため、全てを自由にすることが難しい場合があります。
しかし、あらかじめ間取りや使うものが決められているからといって、jigsawの家はいっさい何も変更ができないかというと、そうではありません。
jigsawの規格住宅の自由度は
どれくらいあるの?
例えば2階にもトイレが欲しい、空いたスペースに収納を取りたい、などのご希望があるかと思います。
jigsawの家はより強い耐震等級3の強度を確保するため、四角い形の総2階建て、あるいは四角形の平屋とルールが決められています。
ですから、耐震強度やバランスを崩してしまう凸凹した形の家や、1階が大きくて2階が小さいといった、1階2階の大きさが違う家ということがなければ、建物の空間の中で空いた部分にトイレを取ったり収納を取ったりすることも可能です。
建物内の空間ではある程度対応することが可能ですので、詳しくはプランのお話の際にご希望をお聞かせいただけたらと思います。
また、ご用意しているプランはさまざまな土地の形状に合わせてつくっています。
しかし、土地によってはちょうど当てはまるプランがないという場合もあります。
そんな場合は、その土地に合わせて、またお客さまのご希望も踏まえて、今後似たような土地があった場合に応用できるように新たにプランを作成いたします。
なお、アクセントクロスや照明など、コーディネートについてはプロが選んだ、シンプルで長く住んでも飽きのこないいくつかのパターンの中からお選びいただけます。
jigsawの家は四角形の総2階建て。
シンプルな四角い箱の形だからこそ、梁や柱などの木組みがバランスよく、耐震強度もしっかり取れる形となります。
凸凹した家は重心が中心ではなく、バランスが崩れるため、建物を強くするには補強がたくさん必要になります。
jigsawの家を総2階建てにしているのはシンプルな四角い箱型が一番強いからです。
形や使うものがある程度決まっているため、注文住宅のように設計士と何度も打合せをすることがなく、人件費を抑えることができます。
現場面ではシンプルな四角い総2階の形だからこそ、材料も切って捨てる部分が少なく、有効に使えます。
また、Merit 01で述べたように凸凹した家はバランスが崩れるため、建物を強くするには補強がたくさん必要です。
その分、コストアップにもつながりますが、jigsawの家は四角い総2階建てなので、過度な補強を必要とせず強度を確保することができます。
そして、あらかじめ使うものが決まっていることから、同じものを多く使うことで仕入れ価格を安くすることができます。
また、注文住宅では1軒ごとお客さまの要望によってさまざまなテイストの家や間取り、造作のある家となるため、大工さんや職人さんの作業もとても手間ひまがかかります。
規格住宅は形や材料が決まっていることから、大工さんや職人さんの作業効率がよく、現場での人件費も抑えることができます。
Merit 02で述べたように、設計士と何度も打合せをする必要がなく、あらかじめご用意したプランからデザインを選び、コーディネートの打合せを数回するだけで完結します。
プランやコーディネートはプロが考えてご用意した内容なので、打合せで色決めなどをどれにしようかとたくさん迷うこともなく、時間を短縮することができます。
実際には、打合せの時間だけではなく、生活の時間も抑えられます。
jigsawの家づくりでは打合せが5回前後。注文住宅では10~15回。
例えば、打合せ場所まで片道40分の場合
往復 1時間20分 × 打ち合わせ 5回
合計6時間40分
往復 1時間20分 × 打ち合わせ 15回
合計20時間
このように、注文住宅と比べると移動時間だけで約13時間も削減することができます。
また、時間だけではなく、その分往復のガソリン代まで節約できます。
打合せに必要のない13時間もの時間やガソリン代で、家族で遊びに出かけたり外食に行ったりすることができます。
現場の面でも、大工さんの作業効率が良いため、注文住宅よりも完成までの時間がかからず、早く完成して入居することができます。
こうした3つのメリットである、
「地震に強い」「コストが抑えられる」「時間が短縮される」
という点だけでも、規格住宅は家の強度や時間やお金に大きくプラスとなってきます。