2023.08.07
こんにちは、岡村です。
前回はjigsawの紹介として出発点であるjigsawができるまでのお話をしました。
今回から少しずつjigsawの家づくりのこだわりをお伝えしていきたいと思います。
その前に、jigsawは企業理念として、
「暮らしを豊かに、心を豊かに。家づくりから人と社会の幸せの実現を目指します」
という理念を掲げています。
この理念には、ご家族に家を提供することで安心安全や快適さ、便利さなどの暮らしを豊かにすることはもちろん、
家族の団らんの時間や趣味の時間など、家で過ごすことによって心も豊かになるような家づくりをおこなっていきたいという思い。
そして、お客さまに喜んでいただくことで、スタッフ一人ひとりの喜びとなり、
それが仕事に対するやりがいであったり価値であることと共に、この会社で働くことでスタッフも幸せになる。
たくさんの家を提供し、街並みづくりに貢献し、売上げを上げることで高知県に納税し、地域社会に貢献する、
そんな思いで家づくりをおこなっています。
では、暮らしや心を豊かにするために提供する家とはどんな家が理念に沿った家か?というと、
・地震に強い
・快適(夏涼しい、冬温かい)
・健康に暮らせる
・電気代やランニングコストが抑えられる
・長持ちする(メンテナンス費が抑えられる)
・値段が高すぎない
・オシャレ
このようなことを挙げていきました。
そしてたどり着いた家づくりが現在の家で、2階建てでは義務ではない、
分譲住宅も含めた全物件『許容応力度計算』を行なった耐震等級3を標準とした、
冷暖房費が抑えられてメンテナンスコストがかかりにくい高気密高断熱のお家です。
耐震等級3という言葉はご存知の方も多くいらっしゃるかと思います。
日本の耐震等級で最高ランクの強さで、建築基準法の1.5倍の強度となります。
性能保証をする国の第三者機関である日本住宅保証検査機構JIOさんによると、
「高知県で全物件の許容応力度計算をして耐震等級3で建てているのはjigsawさんだけだと思います。」
とおっしゃられていました。
許容応力度計算の構造計算書は、実に200ページを超える枚数があります。
これを、1物件ごと(全くの同一プランで建てる場合を除く)行なっています。
まず、前提としてjigsawの家は四角い形の総2階建ての家。
シンプルな箱型にすることで、重さや地震の荷重が均一に分散されます。
L字型やコの字型など、凹凸のある形だと荷重が一部分に偏ったりするため、
地震に対して不利になります。
さらに、シンプルな四角形にすることで、コストを抑えることもできます。
そういった合理的な面から、jigsawの家では四角い形の総2階にしています。
また、耐震等級3は筋交い工法でも強度は取れるのですが、
jigsawでは筋交いを使わず、面材である構造用合板を使用しています。
筋交いとは、柱と柱の間に斜めに入っている部材で、場所によってはバッテンでクロスして入っている部分もあります。
筋交いではなく面材を使う理由とは、地震が起きた時、揺れによって筋交いが折れたり、
柱と接合していることから、土台から柱の引き抜きが起こってしまう可能性があります。
筋交い(Wikipediaより)
それに対して面材は、柱から柱まで面で強固に固めていき、揺れが起きてもしっかりと建物全体を支えてくれます。
耐震とは、字のごとく震度に耐える力。
ガッチリ固めて建物が倒壊することを防ぎます。
また、面材は外周面全体で揺れに対する力を分散させるため、ある一ヵ所に過剰に力がかかるということも抑えてくれます。
こちらが外周部に面材の構造用合板を貼っていく様子。↓
面材を貼った室内側の様子。
なお、この構造用合板を貼るには釘の種類が定められており、釘の間隔も15㎝ごとと、
強度をしっかりと確保するために細かい決まりがあり、大工さんたちにその決まりをしっかりと理解してもらい施工してもらっています。
家はまず命を守るものでなくてななりません。
些細な部分も少しでも良い方法を取り入れていきたいものですよね。
次に、内部の耐震に関するこだわりもお伝えしたいのですが、長くなるので続きはまた次回にしたいと思います。
それではまた。