2023.08.23
こんにちは、岡村です。
jigsawの家づくりのこだわりとして、前回は耐震面のお話をさせていただきました。
今回は、気密についてお話をしたいと思います。
耳にしたことがある方もいるかと思いますが、住宅の気密性能はC値という数値で表されます。
断熱性能を表す数値はUA値といいます。
日本の基準では、UA値は定められており、その基準は、
それぞれの気候や立地での断熱地域で区分され、高知県ではエリアによって違いますが、
主に高知市近郊では7地域と区分されています。
7地域の場合のUA値の基準は、断熱性等級によって数値も定められています。
日本の基準では、現在は義務ではありませんが、2025年には断熱性等級4以上が義務化され、
2030年には断熱性等級5が義務化となります。
等級が上がるほど性能が良い家となり、断熱性等級5であれば断熱性能を表すUA値は0.6が基準となります。
ちなみにUA値は同じ仕様の建物でも窓の面積や土間の面積によっても異なってきますが、jigsawの平均UA値は0.46。
0.6と0.46を比べると数値は大きく異なり、0.46であれば断熱性等級6という位置になります。
こうして、断熱性は国として基準が設けてありますが、気密性能は実は定めがありません。
以前はC値5c㎡/㎡という基準がありましたが、現在はなく、目安として1c㎡/㎡とされています。
C値は床面積1㎡あたりどれぐらいのすき間があるかを表します。
1c㎡/㎡だと、床面積1㎡のあたりに1㎝の隙間がある、ということになります。
jigsawの平均C値は0.24、1㎝に満たないすき間ということになります。
しかし、国では明確な基準がありません。
私たちは気密性能を重要視して家づくりを行っています。
なぜ、気密性を大事にするかというと、気密性が良いことによって漏気が少なくなり、エアコン効率等省エネ効果が向上すること。
そして水蒸気の出入りを減らし、快適性と省エネ効果が向上するため。
漏気とは、字の通り空気が漏れることです。
エアコンで温めたり冷やした空気がすき間から外へ漏れる、あるいは逆に外の暑い・寒い空気がすき間から室内へ入ってくること。
気密性が高い=わずかなすき間しかないということで空気の漏れを防ぎ、少ない消費電力でエアコンの効果が得られます。
次に、水蒸気の出入りを減らすということが最も重要です。
水蒸気の出入りのお話は大事なことですが、お話が長くなるのでまた次回にしたいと思います。
それではまた。