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電気代を抑えるための方法

岡村 耕一
2023.03.19

こんばんは、岡村です。

前回に引き続き、高くなっている電気代についてお話したいと思います。

今回は結構長い文章なので、よければお読みください(^^;

 

これまではjigsawでは積極的に太陽光発電をおススメしたりはしてきませんでした。

 

なぜかというと、

 

1. 太陽光発電システムの設備投資がそれなりにかかる

2. 売電金額が下がり設備投資しても釣り合わない

3. 家の外観が損なわれる

 

こんな理由から、積極的にはおススメしていませんでした。

もちろん、「太陽光を付けたい!」というお客さまには止めることはなく、

太陽光の中でも良いものをご紹介したりしていました。

 

しかし、前回も言ったようにここ最近の電気代は高すぎる…。

 

再度、太陽光屋さんの話も聞き、現状の電気代と照らし合わせた時、

付けた方がお得か?そうでもないのか?と検討したところ、

これだけ電気代が高くなった今はやはり太陽光発電を付けた方がお得となります。

 

その理由は、

 

1. 設備投資費用が以前と比べて安くなったから

2. 昼間発電した電気を使えるから

3. 国が太陽光発電など創エネの方針

 

こんな理由からです。

 

まず、設備投資費用はもちろん太陽光の業者さんにもよりますが、

以前から比べると安くなってきています。

 

1kw当たり20万円いくかいかないか。

 

家の大きさや暮らし方にもよりますが、

一戸建ての電気代をある程度まかなう分を載せようとすると、

大体5~8kwほどの量を搭載するとある程度まかなえると言われています。

 

20万円/kwだと、5kwで100万円ほどで載せられます。

 

仮に100万円を太陽光のローンで購入するとなると、

10年返済、金利2.6%、ボーナス払いなしで月々9,472円。

 

仮に電気代が年間15万円だとして、太陽光発電で電気代の1/3抑えられるとしたら5万円、

5万円を12ヶ月で割ると、4,166円。(約4,000円太陽光のおかげで安くなる)

 

これをローンの支払いとで相殺すると、実質約5,000円の支払いとなります。

 

10年で支払終えるので、11年目から太陽光の恩恵で抑えられる電気代約4,000円が

その後25年続くと考えると、4,000円×12ヶ月×25年=120万円。

 

9,000円のローンを10年支払っても、20年、30年と長い目で見るとお得となります。

しかも、30年で発電しなくなるわけでなく、自分が死ぬまで生涯発電するから。

 

※上記の計算はあくまでも仮に電気代年間15万円の場合なので、

 もっとかかっている場合はさらにお得になります。

 (ちなみに我が家の去年1年間の電気代は265,791円でした…。)

 

ただし注意点は、雨の日や夜間は発電をしないので、

実質一切電気代を払わなくて良いというわけではありませんのでご注意ください。

 

2.の、昼間発電した電気を使えるというのは、雨でなければ日中絶えず発電をしています。

昼間でも、TVや冷蔵庫の待機電力、エアコンや加湿器・除湿器、洗濯機、乾燥機、食洗機など、

あらゆる電気を使っています。

 

共働きで家にほとんどいないという場合はその効果は少ないですが、

日中電気を使うほど、電力会社から買わず、発電した分から使うので電気代が抑えられます。

 

さらに、10年など一定期間のみ約束された金額で売る「売電」目的ではなく、

目的を「自家発電」という目線で考えると、屋根に載せた太陽光発電は10年、

20年、30年とずっと発電し続けます。

 

要するに、一生昼間は発電した電気を使うことができるということです。

※パワーコンディショナーの劣化による交換や、太陽光パネルの発電効率の低下はあるので、

 多少のメンテナンスは必要です。

 

最後は、国が太陽光発電の設置を義務付けていくような方針ということ。

 

東京都では条例で太陽光発電が義務化となっています。

 

このようなことから、今の状態だと太陽光発電を付けた方が得と考えられます。

 

そしてもう一つ電気代を抑える方法を挙げると、

太陽光発電を付けた場合、エコキュートの稼働を深夜ではなく、

昼間に稼働させるように設定すること。

 

その理由は、前回のブログにも書きましたが、深夜にタンク内の水を沸かしても、

冬場だと昼の間に沸かしたお湯が冷えてしまい、昼間に再度沸かしているのです。

深夜に沸かし、さらに再び電気代の高い昼間に沸かすのは、二度手間でもあるし、電気代のムダとなります。

※前回のブログはコチラをクリック

 

太陽光発電があるなら、発電している昼間に沸かす設定にしておくことで、

ムダな電気の使用を抑えられます。

 

最後に、最近少し話題にもなっている蓄電池。

蓄電池は昼間発電した電気を夜まで溜めておいて、夜使うことができます。

 

つまり、日が沈んで太陽光が発電しなくなったらすぐに電力会社から電気を買うのではなく、

買う前にまずは蓄電池に溜めた電気から使う形となります。

そうすることで電気を買う量が抑えられます。

 

しかし、まだまだ蓄電池は溜められる量が少なかったり、

設備投資が高かったりというのが現状なので、こちらは積極的におススメはしていません。

 

それぞれの判断で、付けたいと言われる方もいますし、

まだもう少し様子を見て、ゆくゆく付けたいとは思うという方もいます。

 

今日は、太陽光発電についてお話しました。

 

これだけ電気代が上がると家計にも大きな影響があります。

少しでも電気代を抑えるには、高気密高断熱の家にすること、

太陽光発電を付けること、そしてエコキュートを昼間稼働するように設定すること。

 

色んな工夫をして家計を抑えられるようにしたいですよね。

 

でも一番の方法は、娯楽や欲求のままにムダ使いをしないことです(笑)

 

それではまた。