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24時間換気システムフィルター

岡村 耕一
2023.04.26

こんにちは、岡村です。

 

先日、高気密高断熱を長年教わっている岡田先生の勉強会で、

搭載している24時間換気システムのフィルターの汚れ、吸い込みを測定できる機械があるという

お話があり、さっそく村上が自宅や引渡し後数年経ったお家の測定をしたいということで、機械をお借りしました。

 

その機械の名は「権兵衛」。

 

・・・。

 

岡田先生のネーミングだと思いますが、名前は置いといて、

さっそく村上の自宅や、引渡し後4年前後を経過したお客さまのお家を何件か測定させていただきました。

 

権兵衛部隊は村上、竹内、田邊、井上。

 

どれだけ汚れによって吸気能力が低下しているかが分かります。

 

数値はPa(パスカル)で表され、45Pa以上となると、目詰まりして吸気がきちんと働かないため交換した方が良いとのこと。

 

村上邸は30Paほどで、まだまだ目詰まりは大丈夫そうです。

 

新品のフィルターはおよそ30Paぐらい。

汚れたフィルターは45Paとなっていました。

そろそろ交換時期ということです。

こちらのフィルターは50Paとなっており、かなり汚れている様子です。

 

お引渡しの時に、フィルターは半年に1回掃除機で掃除をしてあげるメンテナンスをお願いとお話していますが、

半年経たずとも、こまめに掃除をするほど長持ちします。

 

そして、最近は新タイプになり、フィルターが洗えるようになりました。

 

南国市のモデルハウスは新タイプのフィルターです。

25Paと、築1年も経っていないのでまだまだ大丈夫です。

 

jigsawの換気システムフィルターは、以前のものは伸ばすと8㎡にもなる大きさ。

 

伸ばしたjigsawのフィルター

 

これをジャバラ状にすることで、ホコリや花粉、排気ガスなどをろ過してくれます。

一般的なフィルターはとても小さく、すぐに目詰まりしてしまいます。

一般的なフィルター

 

また、第一種換気システムのフィルターも8㎡もなく、

目詰まりするまでの期間は早い。

よほどこまめに掃除が必要です。

第一種換気システムのフィルター(左:排気用、右:吸気用)

 

新タイプのフィルターは洗えるようになり、面積は小さくなりましたが、

ろ過性能や吸気性能は落とさず。

 

その秘密は、面積を小さくして素材を変えた分、厚みを厚くしています。

そうすることで、ろ過性能、吸気性能を落とさず面積を小さくし、

洗える素材になっています。

 

また、上記の写真は左が室内から外へ出す排気用フィルターですが、

jigsawの換気システムでは排気用のフィルターはありません。

 

ダクト(パイプ)の中を流れて直接外で排気されます。

室内の汚れた空気を捨てるのに対し、フィルターでろ過する必要なないからです。

 

コスト面や合理性、機能性を考えて設計された換気システム。

 

何にせよ、家の中で暮らす家族が健康に、快適に、

かつランニングコストがかからないお家が良いですよね。

 

jigsawの高気密高断熱には施工にもヒミツがいっぱい。

温度や湿度の関係など、化学的根拠から材料の選定をしたり、

こだわった手間のかかる施工をおこなっています。

 

他社さんとの違いのあるjigsawの高気密高断熱について話を聞いてみたいという方は、

お気軽にご連絡ください(^^)