2021.01.24
こんにちは、岡村です。
前回は高知で代表的な銀行の「四国銀行」さんの住宅ローンについてお話しました。
今回は、高知で多くの方が利用されている、「伊予銀行」さんの住宅ローンについてです。
伊予銀行、と聞くと、高知県民はあまり馴染みがないかもしれません。
伊予銀行さんは愛媛県の銀行で、とても大きな銀行です。
その伊予銀行が、高知県に1店舗だけあります。
伊予銀行の住宅ローンは、特にこれまで伊予銀行の通帳をつくっているとか、
何か取引がある人でないと利用できない、というわけではありません。
どなたでもご利用できます。
それでは、伊予銀行の住宅ローンはどんな仕組みなのか?
まず、これまでお話したフラット35や、四国銀行さんの長期固定ローンと同様に、
伊予銀行も長期固定の住宅ローンとなります。
仕組みは、10年間ある一定の金利で、11年目以降金利が少し上がって、
そこから最後まで一定の金利となります。
つまり、最初10年間、11年目~と、2段階の金利になります。
現在の伊予銀行さんの長期ローンの種類は、大きく分けて3つあります。
①Aプラン
②Bプラン
③特別プラン
この違いは、単純に「金利」と「手数料」が異なります。
①Aプラン………金利=1~10年0.69%、11年目~1.03%、融資手数料=融資額×1.1%
②Bプラン………金利=1~10年0.62%、11年目~0.96%、融資手数料=融資額×2.2%
③特別プラン…金利=1~10年0.87%、11年目~1.01%、融資手数料=無料
このような違いがあります。
どのプランが一番お得かというと、それは借りる金額と返済する年数によって変わってきます。
●例えば、1500万円の借入で15年返済だと、
①Aプラン………総返済額15,839,193円+融資手数料165,000円=16,004,193円
②Bプラン………総返済額15,757,228円+融資手数料330,000円=16,087,228円
③特別プラン…総返済額16,024,231円+融資手数料0円=16,024,231円
こうして同じ条件で比べてみると、11年目以降の金利が一番高い①Aプランが一番総支払額が安くなります。
●今度は、3000万円の借入で35年返済だと、
①Aプラン………総返済額34,788,573円+融資手数料330,000円=35,118,573円
②Bプラン………総返済額34,383,396円+融資手数料660,000円=35,043,396円
③特別プラン…総返済額35,232,299円+融資手数料0円=35,232,299円
この借入額と返済年数だと、融資手数料が一番高い②Bプランが一番総支払額が少なくなります。
自分たちの資金計画で、いくらの借入で、何年返済にするか?
をしっかりと計画して、その内容で一番お得なプランにしましょう。
なお、保証料については、伊予銀行さんの場合は一括払い(融資額から差し引き)ではなく、
金利に『上乗せ』となります。
保証料が大体0.2%なので、実質は表示されている金利+0.2と考える方が良いです。
また、団体信用生命保険については、四国銀行さんのように三大疾病は標準では含まれていません。
付けたいとなると、別途金利が発生してきます。
この金利も、債務者がご主人さんだけだと+0.3%。
奥さんと一緒にローンを組むと+0.1%と、どういった借り方かによって異なります。
また、女性単独でローンを組む場合も、+0.1%で付けることができます。
女性に優しい団体信用生命保険ということです。
この辺についての詳しくは、実際に伊予銀行さんに仕組みを聞いてみるとより分かりやすいです。
私の方でももちろんご説明できます。
全体的にトータルで考えると、四国銀行さんよりも金利が低いということから、
高知では伊予銀行さんを利用される方が多くいらっしゃいます。
そして、もう一つ利用のしやすさが、“来店せずに携帯アプリから事前審査ができる”ということ。
伊予銀行さんでは、携帯のアプリを使って事前審査から、本審査まで行うことができます。
↓コチラが伊予銀行さんのアプリ紹介のページです。
https://www.iyobank.co.jp/sp/home/
なかなか忙しくて銀行に行けない、という方にとってはありがたいことですね。
どこのどの住宅ローンも、一長一短はあります。
自分たちにとって安心できて、無駄の少ないローンを選ぶようにしてくださいね。
住宅ローンの相談もお気軽にご連絡ください。
https://www.jigsaw-house.net/madoguchi/